はじめに

 

住友ゴムは、7月4~5日に行われた「全日本モトクロス選手権 第5戦 神戸大会 スーパーモトクロス in 神戸エアポート」に特別協賛としてブースを出展し、同社契約ライダーらをサポートした。

 

モトクロスの大会は山岳などで行われるのが通常だが、今大会は神戸空港近くの特設コースで開催され、公共交通機関でのアクセスがしやすくなった。そのため、大会にはファンのみならず女性や子どもの姿も多く見られ、およそ1万人の来場者があった。

 

 

大会の概要

 

ブースのテントにはライダーの写真が大きく貼りだされていた

住友ゴムのブースのテントにはライダーの写真が大きく貼りだされていた

 

モトクロスはバイクによるクロスカントリーで、未舗装の周回コースでスピードを競うバトルだ。起伏に富んだ自然の地形を活かした勾配やジャンプが見所で、最もエキサイティングなモータースポーツの一つと言える。

「全日本モトクロス選手権」は、シーズンを通した年間の獲得ポイントで総合優勝を争うチャンピオンシップで、昨年までは全9戦で開催されていたが、今年からは全10戦にまで拡大され、ライダーたちにとっては活躍の場と可能性が広がり、観客にとってはモトクロスとのふれあいの場が増えた。

さらに第5戦となる今大会は、神戸空港近くでの開催となり、普段モトクロスに馴染みのない者にとってもアクセスが格段にしやすくなった。

そのため、モータースポーツならびにバイクに親しんでもらうきっかけの場としても今大会には大きな意義があるとして、同社は地元・神戸での開催ということもあって、特別協賛として全面的に支援を行なってきた。

当日は同社代表取締役社長・池田育嗣氏が出席したことからも、同社の大会にかける想いが伺える。

 

 

池田社長の挨拶

 

「この大会を観戦するために昨夜ブラジルから帰国しました」と語る池田社長

「この大会を観戦するために昨夜ブラジルから帰国しました」と語る池田社長

 

ブースで取材に応じた池田社長は報道陣に対し、

 

『今大会は神戸空港の開港10周年の記念イベントとして開催されました。全日本モトクロス選手権が神戸で開かれるのは初めてのことです。当社では、来場者にバイクの楽しさを実感してもらえるように、そして、それを通じて業界に貢献できるように、という想いで特別協賛をしました。中学生以下のお子様の観戦料を無料にしているので、これをきっかけに若い世代にもバイクの楽しさを伝えたい』

 

と挨拶した。

 

 

今後のMC事業について

 

タイヤの主力商品も展示された

自動車用タイヤの主力商品も展示された

 

また、今後のモーターサイクル事業の展開について池田社長は、

 

『現在の国内のシェアは45%ほどですが、今後はこうした活動を通じて半分以上のシェアを確保していきたい。また、海外はグッドイヤーとのアライアンス解消により、ダンロップブランドでMCビジネスを北米で展開することが可能になりました。北米のシェアは60%以上ありますが、今後はそれをさらに上げていく。アジアなどの新興国市場では小型二輪車が中心となっており、すでにインドネシアやタイでビジネスをスタートしています。タイ工場では大型車向けラジアルタイヤの生産も開始し、今後、東南アジアでも高性能タイヤの需要が広がっていくと期待しています』

 

と話した。

 

 

住友ゴムの取り組み

 

⑥松村貞彦部長

モーターサイクル部・松村貞彦部長

 

同社の大会での取り組みについては、同社モーターサイクル部の松村貞彦部長から説明してもらった。

松村氏は、

 

『当社では契約サポートしている成田亮選手や小方選手に合ったタイヤを独自に開発・提供しています。こうしたレースで培った技術を活かして、5年サイクルで4商材を市場に投入しています』

 

と説明。商品開発の面でも、レースが開発の重要な起点となっていることをアピールした。

 

会場内のブースでは、人気選手のサイン入りグッズなどが当たるくじ引きや、選手の写真が大きくプリントされたタペストリーでの記念撮影コーナー、さらに同社のMC用タイヤの主力商品が展示された。

 

 

競技の様子

 

①

 

コースは神戸空港の滑走路北側に特設され、奥行き約200メートル、幅160メートルの敷地に、土を運び込んで造成された。横一線に並んだ選手たちは、うなるようなエンジン音とともに一斉にスタートを切る。

 

IA1クラス第2ヒート、ファーストジャンプは小島庸平選手(スズキ)がクリアし、トップでオープニングラップを終えた。ディフェンディングチャンピオンの成田亮選手(ホンダ)と、ランキングトップの小方誠(ホンダ)が後方から追い上げたものの、最後まで小島選手が追撃を振りきって、今季初優勝と今大会の総合Vを飾った。

 

目の前でライダーたちが泥を飛ばしながらスピードを競い、大迫力のジャンプをする場面では、会場でも大きな歓声があがり、大会は盛況のうちに閉幕した。

 

同選手権は今後も3年は神戸空港で開催される見込みで、池田社長は『来年以降も特別協賛を続けいていきたい』と語った。